大阪府薬剤師会認定かかりつけ薬局制度
趣旨及び基本理念
薬剤師の社会的責務の基本は「人々の生命・健康を守るための医薬品の適正な使用、安全性の確保を図り、医薬品の効果を最大限に引き出すこと」である。また、すでに始まっている「超高齢社会」における医療・介護・福祉などの国民的課題への対応が求められている。現在の「施設完結型医療」は「地域完結型医療」に移行し、「チーム医療」が不可欠な時代となる。薬局は地域医療チームの一員として、患者が受診している医療機関をすべて把握した上で、薬剤服用歴を一元的かつ継続的に管理し、服薬に関する情報を医療機関や在宅支援専門員等の提供するなど、その責任を果たさなければならない。
加えて、薬局は地域に密着した健康情報の拠点として、セルフメディケーション推進のために、一般用医薬品等の適正な使用に関する助言や健康に関する相談に応じ、情報を提供することが求められる。
すなわち、医薬品の存在する全ての場にあって、社会的責務を果たしていかなければならない。
本制度は、このような質の高い薬局を大阪府下に普及・拡大させようとするものである。